市販されている漂白剤は、「酸素系」、「塩素系」、「還元系」の3タイプの漂白剤がありますが、ご家庭で使用する際には「酸素系」の漂白剤がおすすめです。
色柄物には、液体の酸素系漂白剤。白物には粉末の酸素系漂白剤といったこの2つの酸素系漂白剤を使い分けることが、漂白剤を使用するポイントです。
塩素系や還元系の漂白剤は、脱色(色はげ)などを起こしやすく、危なくて使えないということを覚えておきましょう。
酸素系漂白剤(粉末)
- 粉末の酸素系漂白剤は、アルカリ性で液体酸素系漂白剤よりも漂白力は強力です。
- 漂白力は高いですが、アルカリが高いと色落ちしやすくなるので注意が必要です。
酸素系漂白剤(液体)
- 液体酸素系漂白剤は、もっともポピュラーな漂白剤です。
- 主成分は過酸化水素で、消毒用のオキシドールと同じです。
- 酸素系漂白剤は黄ばみを取り除く場合に使用します。
塩素系漂白剤
- 漂白力が強く、色柄の衣類に使用すると色落ちを起こします。
- 基本的に白物以外には使えません。
- 臭いがきつく酸性タイプのものを混ぜると有毒ガスが発生します。大変危険なので酸性のモノとは絶対に混ぜないで下さい。
還元系漂白剤
- 酸素系漂白剤と全く逆の働きをする漂白剤です。
- 基本的に白物以外は使用できません。
- 酸化漂白で落ちないシミが落ちる場合があります。
- 塩素系漂白剤での黄変などを回復し、鉄サビなどのシミにも効果的です。